2012年2月28日(火)

一口食べて、涙ぐんだ『色々米』

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こちら、以前ブログでもご紹介した私が握ったおにぎりです。


これ、何のお米か、分かる方はきっといないでしょう。





実は、先日私が担当しているJ-waveの番組「SUNDAY LIBRARY」に


ゲスト出演して下さった、池田浩明さんが


玄米菜食を基本とする私の食生活に話題が及んだとき


紹介して下さった『色々米』という、無農薬の玄米なのです。


ちなみに池田さんは、『パンラボ』というとてもユニークで


あったかい、美味しそうな書籍を出版された方で、


ブログをのぞいてみると、その一日に食べるパンの量たるや!驚きます。



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そんな池田さんに玄米の話をする私も私なんですが・・・。





美味しいパンを求め、日本中のパン屋さんをまわっている池田さん。


当然、その材料を仕入れている農家の方にまで取材をすることも


あるそうです。


そんな流れで知り合ったのが、この『色々米』を作ってらっしゃる


上野長一さんなんです。





「そんな玄米、食べてみたい!」とつぶやいただけなのに(ホント!)、


ある日J-waveに行ったら、ディレクターさんから、


「里奈さん、重い荷物が届いているよ」


と、段ボールをドンと机の上に置かれました。


開けてみると、そこには『色々米』がたくさん!


上野さんからのお手紙が添えられていました。


上野さんは、原爆が落とされた長崎で生き抜いた稲を、


今も「被爆の現実を伝えるために」栽培を続け


全国に広める活動をされています。


原爆の放射能の影響で、染色体が切れて入れ替わる異常が


発生した穂は、半分が中身のない白い空もみとなるんだとか・・・。







16年前より無農薬・無化学肥料で、除草剤も使用していないという


安全なお米『色々米』。


通常お米は、田んぼには一種類の品種しか植えません。


コシヒカリ、ササニシキ、ミルキークイーン・・・


メジャーなお米、名前が浮かんできますよね?


けれども、日本にはたくさんの、本当にたっくさんの品種のお米が


存在しているのです。


でも、メジャーでないばかりにあまり生産されることなく


素晴らしいお米がどんどん絶滅してゆく。


それを悲嘆した上野さんは、それらを植えることを始めました。


なんと、ひとつの田んぼに約50種もの品種を植えるのです。





それぞれ違ったお米。


あるものは成長が早く、あるものは遅く、


あるものは太く、あるものは細く。


単一で植えるには欠点がある品種でも、


このように混合で植えることによって、


短い稲が長い稲を支えてくれたり


太い稲が細い稲を守ってくれたりと、


互いに支え合い、豊かに育ってゆくのだそうです。



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いただいた翌日、早速圧力鍋で炊いてみました。


すると、シュンシュン言い出した途端、


今までに体験したことのない、なんとも言えないいい香りが


部屋中にたちこめました。


炊きあがるのが待ち遠しくて待ち遠しくて!





いよいよ、炊きあがった『色々米』を一口。


もう、美味しいなんてもんじゃありません。


「なんだ、これ。」


と言いながら涙ぐんでしまいました。


あんなにストレートに、生産者の気持ちが伝わる食材、初めてです。


上野さんの真心と、ご苦労と、色々なものがお米から押し寄せました。





間もなく、東日本大震災から1年が経とうとしていますが、


栃木県の上野さんも、計り知れない苦労を強いられているそうです。


このように素晴らしく美味しいお米を、


一人でも多くの方に知っていただきたいし、味わっていただきたいです。





私は、いただいた『色々米』が切れたら、またリピートします!


玄米が苦手、という方は白米に混ぜでもいいそうです。


しかしながら、黒米など、餅米の玄米も混ざっていますから、


玄米特有のボソボソした感じは全くなく、


圧力鍋で炊けば、より一層もちもちと美味しくいただけます。





先日、すし酢を混ぜて、アボカドとお野菜メインの


ベジ太巻きを作ってみましたが、


悶絶するほど美味しかったです。





『色々米』で検索すると購入できるサイトいくつかに


ヒットします。


自信を持ってオススメします!





このブログを読んで購入を決めた方は


是非感想や、オリジナルレシピなど教えてくださいね。


楽しみにしています。






☆SPICE RACKにて、深澤里奈記事、第2弾掲載されました☆


今回は、私が主宰する茶の湯ワークショップ「tea journey」を


始める経緯などに触れています。