VANTANの才能
先日、バンタンデザイン研究所の卒業修了制作展がありました。
私はEBIS303で行われたファッションショーにお邪魔したのですが、とにかく感じたことといえば……若ーーーーい!
そりゃそうです。自分よりひと回り近くも年下ですもの。。若いはずです(笑)。
教育も興味も感覚も違う世代。
自分もかつては持っていたであろう(いまも一応あるつもりですが!?)、ドグマのようにふつふつとわき上がるエネルギーには、自由と希望、そして迷いが入り交じっていて、なんだか胸の奥をギュッとつかまれたような初々しい感触がありました。
私がいいなと思った作品は……カン・ウンジュさん。
パターンモデリスト2年制本科の生徒さんです。
ヌードカラーで統一した優しい服に好感が持てました。
これ見よがしではない、実用に根付いたデザイン。店頭に出せそうなのでは?

それからX-SEEDはやはり他と一線を画していました。
X-SEEDとは、EXCELLENT(卓越した)+SEEDS(種子)の造語で、よりハイレベルな発想力・デザイン力を持った人材の発掘を目指して作られた、ファッションデザイン系学科の特別進級クラス。
木内彩さんは丸みのある量感やアシンメトリーに仕上げたフォルムなど、造形にいろいろアレンジを効かせたリアル服が可愛らしい。


中村美鈴さんの作品は、モノクロームで静寂感漂う無の世界。
ココ・シャネルがこよなく愛した黒。黒ってやっぱりとてつもなく強く濁りがない。
安心する色であると同時に、秘密にしたい内面までも映し出してしまう恐い色になることも。
黒一色だとカッティングの良し悪しがよく出ます。
風にひるがえるようなヘムの流れがきれいでした。


瀧知子さんが作る子ども服は、おとぎの国に迷い込んだようなファンタジーがいっぱい。
保育園くらいの子、小学生くらいの子など、どのルックも子どもが2人ペアで仲良く歩く姿がもの凄く可愛い!!
こういう服を小さい頃から着ている子は、さぞかし感受性が強くなるんだろうなぁと、なぜかママ気分で和みながら見させていただきました。

まだまだ才能の芽が潜んでいるだけに、少々荒削りなところもなくはなかったけど。
